大阪産のブドウで世界レベルの大阪産ワインを創っている仲村ワイン工房で、今年のボランティア活動第3段として、マスカットベリーAの選別作業のお手伝い体験をしましたので報告します(写真①)。

 

 

 

9月2日(土)の診療終了後、車で移動し15時、仲村ワイン工房着。この日に収穫されたマスカットベリーAと対面、しっかりとした実のブドウ達でした。仲村ワイン工房の畑で収穫数日前のマスカットベリーAを写真②でご紹介します。

 

 

 

仲村現二さんの指示は、黒さのしっかりとしたブドウの粒だけを枝2-3mmほど付けて切って集めてくださいというもの。黒い粒の集合体の部分は房状態のままでもOKと。そしてやや赤みがかった黒も含めて、真黒ではない粒は全て廃棄のボックスに。写真③左が選別前の房、写真右が粒をより取った残りの廃棄される房。1つの房から選別していたのは10粒くらいだったでしょうか。重さ的にみれば、ワイン用に集めたのはおそらく10-20%くらい。

 

作業中は絶え間なく味見をしていたのですが、廃棄の房はどれも香りも甘さもあって美味しかったのが実感(なので廃棄がもったいなくて持ち帰ろうと一部を分けていましたが、疲れもあって忘れてしまった、残念)。一方、選別していた粒は、ほぼ同等の香りと甘さに加えて、皮の濃縮感(タンニンとかアントシアニンなどの物質含有が多いためでしょうか)が味見の中盤で感じるのが特徴的でした。この3つの要素が、濃縮感のある赤ワイン造りに重要なのかなと感じながら、この点については後日現二さんに忘れず尋ねてみることに。皆様とともに、わいわいと4時間を過ごしました。