カフェー・パウリスタという銀座の老舗カフェが作る森のコーヒーを知り合いの方からいただきました。銀座で100年以上のお店のコーヒーってどんなんだろうととても楽しみに、ペーパーフィルターで93度くらいの温度で入れてみました。

最近は単一品種の豆が多かったこともあってか、私にとっては新しいハーモニーを感じるコーヒーでした。マンゴーなどのフルーツの香りに加えて、ちょっと南国的なフローラルの香りがほんのりと、心地よく、後半に駆け抜けていきます。なるほど、“森の“と名付けられているのが納得いきました。コーヒーを飲んでいると、アンリ・ルソーが描くような濃い緑の木々を背景にシダが生い茂り、極楽鳥花やヘリコニアが彩りを添える空間に腰掛けているようでした。