糖尿病が適切に治療されていないと、認知症の発症や進行に関連することが複数の研究で報告されています。高齢になるにつれ、認知症の発症はなるべく避けたいとの思いが具体化し、その為の工夫を考えることが多くあります。糖尿病を発症しないように、発症されたとしても早期からの治療で悪化しないように取り組むことも工夫の一つとして大切です。そして、高齢者糖尿病治療では、なるべく副反応が発生しにくい内服治療薬を組み合わせるなどの工夫が重要となります。
高齢になると筋肉の量が減少しがちです。筋肉は、最も糖を消費する体内臓器ですから、筋肉量の減少は、食後の高血糖におる糖尿病が発生し易いことにつながります。糖尿病治療を行なっている場合では、筋肉量の減少は、治療効果の減少にもつながります。
2026年9月5日、神戸市で開催された糖尿病セミナーin関西に参加し、東京医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科教授の鈴木亮先生から食後血糖に気を配った糖尿病治療についての講演を聞き、その後には、関西各県から参加の糖尿病治療医と高齢者の糖尿病治療についての意見交換を行いました。