2017.9.9(土)16時〜、

梅田で開催された大阪呼吸器セミナーに参加し、大阪市立大学呼吸器内科の金澤博先生から、「咳を見分ける〜症例から見た診断と治療の実際」の講演をお聞きしました。最近では、治療をうけることなく咳症状が長期に遷延し、慢性咳嗽で来院される方が増加傾向にあるとのことでした。

咳症状が3週間以上続く場合は、遷延性咳嗽との診断の下、風邪症状などの上気道炎が続いている以外の原因の可能性も考え、胸部レントゲンなどの精査を行う必要がでてきます。それらの原因として、肺がん、結核、関節リウマチによる肺疾患、内服薬剤による間質性肺炎、咳喘息による気道過敏性上昇、アトピー体質からの気道過敏反応などがあります。

当クリニックでは、胸部レントゲン、喀痰細菌培養、喀痰顕鏡、スパイロメーターによる呼吸機能、経皮的動脈血酸素飽和度測定や血液検査での評価診断が可能です。胸部CT検査が必要な場合には、近隣の総合病院と連携して対応にあたります。