食べた物で急に蕁麻疹がでたり、顔や眼が浮腫んだりするアレルギー反応でお悩みの方も多いと思います。食事後1-3時間で発症することが多いですので、発症の都度、食べた内容のメモをとっておくと、アレルギー原因の食品を見つけることに役立つことにもつながります。

一方、普段はなにも起らないのに、汗をかくような運動をすると発症する食物アレルギーがあります。食物依存性運動誘発性アナフィラキシーという病気です。まず1次要因としての食事は、小麦(うどん、パン、ラーメン等)が一番多く、次いでエビ・カニなどの甲殻類、そして果物も要因になることもあります。次いで、2次要因としては、汗をかくような運動、アスピリン等の鎮痛剤の服用などが報告されています。例としては、ゴルフの昼食でうどんを食べてその後にラウンドをしているとアレルギーを発症した、朝ごはんにパンを食べて学校まで走って登校したら発症した等です。2次要因を避けることができれば、食べること自体には問題がない事が多いですので、アレルギー発症の際の生活状況も気にしておくことも大切となります。

2019.9.5(木)20時〜、大阪で開催された大阪アレルギーフォーラムに参加し、藤田医科大学ばんたね病院総合アレルギー科教授の矢上昌子先生から、皮膚アレルギー発症のトピックスの講演を聴きました。最近の研究で、納豆を食べてから4-6時間で発症するアレルギーに納豆のねばねば成分のg-グルタミン酸が関与していることが判ってきたそうです。また、桃とヒノキのアレルギーに交差反応性を示すことが多くあるとのことです。つまり、ヒノキアレルギーを持っている方は、桃でアレルギーが出ないか一度気にされて確認されることがおすすめです。日本では桃は皮を剥いてたべるのが一般的ですので、桃果肉に対するアレルギー反応が主だそうです。一方欧米では、皮のまま食べることが多いとのことで、桃の皮に対するアレルギーが多くみられるとのこと。同じ食品でも食べ方が異なれば、アレルギーの成因も異なることがあるのですね。