当院では、大阪市肝炎ウイルス検査事業の取り扱い医療機関として、B型/C型肝炎ウイルス感染の有無の検査ならびに、肝炎ウイルス感染陽性の方の診療にあたっております。大阪市にお住まいの20歳以上の方で、今までにB型/C型肝炎ウイルスについての血液検査を受けられたことがない方は、無料で検査を受けていただけます。詳しくは、下記大阪市サイトをご参照ください。検査をご希望の方は随時行っておりますので、受付にてお申し出ください。

https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000371514.html

B型やC型肝炎ウイルスによる持続感染は、慢性肝炎から肝硬変への進行と、肝臓がん発生と関連することは皆様もご存知と思います。肝炎ウイルスの中で最も感染者が多いC型肝炎ウイルスに感染されている方は、日本で約150万人と推定されております(日本肝臓学会 C型肝炎治療ガイドライン第8版)。2014年にC型肝炎ウイルス治療の内服薬が開発され、薬の改良が積み重ねられております。現在では約97%の方で内服治療によってC型肝炎ウイルスが完全に消失することが可能となっております。C型肝炎ウイルスの消失に成功した場合は、その後に肝硬変へと進行する割合を低くしたり、肝臓がんの発生割合をさらには高めないなどの中・長期的な治療意義をもたらしてくれます。

2022.7.2(土)16時〜、難波で開催された南大阪肝疾患研究会に参加し、大阪急性期総合医療センター消化器内科医長の俵誠一先生から、C型肝炎ウイルスの内服治療の現状についての最新情報を聴きました。当院では、大阪急性期総合医療センター消化器内科と連携したC型肝炎ウイルス治療を行っております。

 

C型肝炎治療についての情報

C型肝炎の早期発見・早期治療・肝臓癌予防