先日、ワイン用収穫ブドウのサビ取りのお手伝いをさせていただいた仲村現二さんから、しっかりとしたワインを目指したブドウを紹介してみて下さいということで、ブドウサンプルをいただきました。
左右ともにマスカットベーリーA(MBA)のブドウ。羽曳野市駒ヶ谷の畑で育ったものです。左は仲村さんのお弟子さんが育てたMBA、右は仲村さんが育てたMBA。左のブドウは、一般販売される生食用MBAと比べて、小粒で、果皮も十分に濃い色で完熟感、タンニン感にあふれています。試食すると甘さと渋さがギュッとでてきます。
一方、右の仲村さん作のMBAは、さらに小さいサイズ。赤ブドウ品種の中では、カベルネ・ソーヴィニヨンに近い小ぶりなブドウ。仲村さんは、「こういう小粒MBAから作るワインは力強く、長期熟成を経てすばらしいワインができる」。「世界と渡り合える日本産ワインを作る工夫の一つとして、とても大事だと感じていて、このようなブドウを作る方法をいろんな方に伝授しているだけどね・・・・(なかなか難しいみたい)」。
試食すると、甘みに加えて、しゃきっとした酸味に溢れています。そして、にゅるっとした皮膜に包まれている大きな種は、味わい深くいつまでも楽しめるものでした。華やかで豊潤な仲村現二さん作マスカットベーリーAワインには、このような世界に類をみない工夫の積み重ねが隠されているのだと実感しました。