連日極めて高い気温に加え、湿度を伴っている2025年の夏を迎えておりますが、皆様の体調はいかがでしょうか。連日この気温と湿度ですから、体へのダメージがしっかりと回復しないうちに、次の1日が始まってしまっているのを実感しています。本当に蒸し暑いですから、どうぞご無理なさらずお過ごしいただければと思っております。
さてそのような気候でありますので、しばらく自己焙煎を中断することにしました。1週間でのむコーヒーが約300g。50gずつ焙煎をガスコンロで焼く作業が13分。その後には、乾燥と選別作業。これを暑い室内で6回繰り返すと体力消耗が著しいのに気づきました。市販コーヒーにしばし変更することで、診察時に体力を温存するようにしました。
今回選んだのは、スターバックスリザーブシリーズの中で、パプア・ニューギニアのEastern Highland地区の、モアンティさんという方が育てられたピーベリーです。焙煎度合いはmediumを少し超えた感じ。ピーベリーとは、通常は一つの実(コーヒーチェリー)にはフラットビーンズが2個入っています。しかし、ごく一部のコーヒーチェリーでは、2個が均等に発育するのではなく、片方のみが元気な豆へと育つことがあり、この豆のことをピーベリーと呼びます。通常のコーヒー豆にあるフラットな面がなく、丸みを持ったコーヒー豆となります。2個分の栄養を受けて育ったわけですから、多くの場合、おだやかで、よりふくよかな味のコーヒーを味わうことができます。それは、ミネラル成分や油分を含む栄養成分が多く含まれていることによるとされています。
今回の豆には、ティピカ(35%)、ブルボン(25%)、アルーシャ(20%)などで構成されています。パプア・ニューギニアのEastern highlandは、山深い地区で、小規模ではありながら、丁寧にコーヒーを栽培されている方が多いので有名です。さて、この地区のモアンティさんのピーベリー、期待したいです。