2017.7.13(木)20時〜、

難波で開催されたハートカンファレンスに参加してきました。心房細動に対してカテーテル治療を勢力的に手がけられている、福岡山王病院ハートリズムセンター長の熊谷浩一郎先生から心房細動の最新治療とアブレーションの進歩についての講演を聞きました。

心房細動は年齢とともに増加する疾患で、その症状は、動悸であったり、胸がおどる感じであったり、ふらつきやめまいであったり、または無症状なこともあります。診断は心電図で行いますので、当クリニックで診断が可能です。心房細動を未治療で放置すると、脈が早い状態が続くことになりますので、心不全へと進む可能性があります。また、心房自体が震えるようにしか動かないため、心房内で血の塊(血栓)ができやすく、この血栓が飛ぶことで脳梗塞を引き起こすことも可能性が高まります。ですので、心房細動が持続される方には、血液を塊まりにくくする抗凝固薬の服用が薦められます。また、病態によって、脈拍をゆっくりにするお薬や、ペースメーカーによる脈拍管理が必要な場合もあります。